クローズドガードからのエスケープ(ガードの割り方)

クローズドガードからのエスケープ(クローズドガードの割り方)を説明します。

まず、クローズドガードからのエスケープにはいろいろな方法があり、白帯の段階では膝をついたままガードを割っていく方法を練習することが多いです。

しかし、下記の動画でキーナン・コーネリアスが言っているように、座ったままガードを割るのは、相手が一定以上レベルになるとほとんど決まりません。

割ろうとしている間に反撃を食らうことの方が多いです。

したがって、下記のように立って割るのがおすすめです。

まず、相手の上着をガバッと開き、両腕を相手の両脇に突っ込み、相手の両腕の動きを制します。

この時、肘が曲がっていると、肘を曲げられて態勢を崩されるリスクが高いので、自分の両腕はぴんと伸ばして相手の両脇に押し込みます。

そして、相手の両腕を制したままで立ち上がり、片手は相手の腰をしっかり掴み、もう片手で相手のガードを割ります。

なお、立った時のガードの割り方としては下記の動画が参考になります。

ここで、立ち上がったときに、自分の両足首を掴まれる可能性がありますが、その時の対処法は下記。

2分20秒くらいから

自分の片腕が相手に掴まれていて伸ばされているとこの体制は危ないですが、両腕とも相手の足を掴んでいる状態であれば、足首を掴まれても恐れる必要は無くて、落ち着いて足を動かして外します。

足首を取られるのを嫌がって、相手の片腕を抑えに行ったりするのはかえって危険で、腕を引っ張られて伸ばされると、足首を取られてひっくり返されるリスクが高まりますし、場合によっては三角締めのカウンターを食らいます。

なお、ガード内での攻防の中で、相手の片袖を掴めている場合には、下記の方法も有効です。

まず、ガードの状態で下の人に奥襟を持たれたら、とにかくそれを外すのが最優先です。

そして、それが外せたら、片手は相手の片袖を掴んだまま、もう片手は相手の帯を持ち、両脇を締めて両肘を自分の体にくっつけて自分の体制が崩されないようにします。

そして、相手の腕を制しているほうの足から立ち上がり、相手の片袖を持ち替えてからパスガードに入ります。

制している腕の方の足は、足首を掴まれる恐れがありませんから、相手の体側に押し込み、逆の方の足は足首掴まれる可能性がありますから、自分の重心を低くして、届かないところまで引きます。

相手の袖をつかんでいない場合には下記のような方法もあります。

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